『パッチュラくんと星の仙人』紹介します。
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パッチュラくんと星の仙人 (冊子形式)
この広い
星の うちには
気になる 星が
あるはずだ
三本椰子の島浦に住む星 |
それが ★(母なる星)なのさ
我の星
三本椰子の
島浦に
住む 星よ
★
混沌とした創世記には、全てはひとつの靄なっていた。その時代により深かった分身を持つ星に人々は誘引されている。その誘う星を(母なる星)という。
古代の民は
月見をしたのか
カニたちのように
浮かれて いたのか
パパン パパン ポー
みんなの目で月を明るくする |
青い魚よ
三本椰子よ
カニよ
椰子の木よ
パパン パパン ポー
月を明るく して おくれ
みんなの瞳で
月を 明るく しておくれよ
あんなに 月が澄み渡るなら
星の奏でる 音を耳にして
亀の貝
乗りて
月に 飛んで ゆこう
フゥ トルン フゥー
亀貝にのり月に飛ぶ |
あの星は 紫の音を
奏でる星
あの月は 白い煙昇らせ
なにを 奏でるのか
フゥ トルン フゥー
耳を 広くして
たとえ 星を 売ったとて
たとえ 星を 磨いたとても
シュル シュル シン
星の磨きやさん |
たとえ 椰子の木に 登りて
月見番を したとても
たとえ カニの穴を 掘っても
たとえ ふたつぶの
はかなき 朝露を
売りに 出掛けたとて
何になると いうのかえ
この世の 夜空の星を
みな 掃き集めるなら
この世は どれほど
光り輝くか
ピター ケナ ピター ケナ
夜空の星をみな集めると |
この世の 夜空の星は
昔 神々に
みな 掃き集められ
すでに 此処に あるではないか
つづく
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